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移り気MAX

記憶障害なのか、ただの移り気なのか。明日忘れないために今残そう。テレビ。映画。音楽。特撮。マーケティング。メディア。

ドラゴンボール超が、もはやバトルアニメでなく時間SFの様相を呈している。

ドラゴンボール超が凄いことになっている。

 

ドラゴンボールといえば、鳥山明先生が1984年から95年まで少年ジャンプ誌上で連載されていたバトル漫画とそれをアニメ化した作品である。知名度は恐らく100%に近いだろう。海外人気も高く、終了後も海外で同人的続編が描かれ続けていたくらいだ。

そんなドラゴンボールは昨年から、ドラゴンボール超の名の下、アニメとして正式な続編が放送されている。漫画の最終編である魔人ブウ編と数年後の最終話の間をつなぐ時間軸の話であり、ストーリーに関しては作者がタッチしていなかったドラゴンボールGTと違い、今回は鳥山先生がストーリーをきっちり監修している。

お話としては、魔人ブウ編から登場した「界王神」に始まるDB世界の"神"の世界観を拡張し、主人公孫悟空のいる第7宇宙を含めて、計12の宇宙とそれらを創造と破壊の面でそれぞれ統べる「界王神」「破壊神」の存在、さらにそれら全てを統べる「全王」の存在を設定した上で起きるこれまで以上にスケールの大きい展開を扱っている。

 

そして現在放送されているシリーズが「未来トランクス編」である。

これは、原作の「人造人間・セル編」で登場した、未来からやってきたトランクスが帰って数年後、未来世界に再び現れた謎の強敵「ゴクウ・ブラック」を巡るストーリーである。セル編・魔人ブウ編で扱われてきたアイテムをうまく回収しながら展開するそのストーリーは、これまでのドラゴンボールのどれよりも時間SFの様相を呈しており、「ゴクウ・ブラック」が一体何者なのか?という正体探しをお話しの推進力として進む様は、これまでにないドラゴンボール観を示してくれる。

 

そんな中、まさに現在イシューとなっている「ゴクウ・ブラック」の正体が明らかになるのが、来週10月2日の放送なのである。ここからはネタバレ込みで今後どうなるかを予想したいので。ネタバレNGの方は申しわけありませんがご遠慮ください。。。

 

 

 

これまでの話をざっくりと整理すると

  • 未来トランクスのいる世界に、悟空そっくりな「ゴクウ・ブラック」が現れる。
  • ゴクウ・ブラックは未来世界を破壊。トランクスは犠牲を払いながらも、孫悟空ベジータのいる現在世界にタイムマシンで移動する。(トランクスのいる未来世界は、悟空もベジータも既に死んでいる並行世界)
  • 現在に移動したトランクスを、ゴクウ・ブラックが界王神しか使えない時間移動アイテム「時の指輪」を使って追ってくる。その気や闘い方は第10宇宙の界王神見習いザマスに似ていた。ブラックは未来世界に引き戻されてしまう。
  • ブラックとの繋がりを探るため悟空たちは第10宇宙に移動。ザマスは人間に対して歪んだ正義感を持っていた。しかし、ザマスとブラックを結びつける証拠は発見できなかった。
  • ブラックを倒すため、悟空とベジータはトランクスと共にタイムマシンで未来に向かう。ブラックはスーパーサイヤ人ロゼという新形態に変身。圧倒的な力を見せつける。さらに、そこに不死身となったザマスが現れ、悟空たちは窮地に。
  • 命からがら悟空たちはタイムマシンで現在に戻る。そんな中現代ザマスは、宇宙の全てを見通す預言者ズノーに、あらゆる願いの叶う「スーパードラゴンボール」そして「悟空」について尋ねていた。
  • 改めてザマスを疑った悟空たちは再び第10宇宙へ。ザマスが自ら界王神になり、時の指輪を操作するために、現界王神ゴワスを殺そうとしたところを確認した悟空たちは、現代ザマスを破壊する。この破壊は、第7宇宙の「破壊神ビルス」によって行われれた。ビルス曰く神による神の破壊は時空を超えて影響を及ぼす。つまり並行世界かつ未来であってもザマスは存在が破壊されたはずであると。

という極めて複雑な話になっているのです。そして、次週予告で、結局未来世界のザマスもゴクウブラックも特に影響なく存在していることが示されて、今に至るという状況なのです。

あらゆる意味で引っ張りに引っ張ってきたゴクウ・ブラックの正体は果たして誰なのか?番組内(と現在連載されている漫画)の情報から推理してみようと思います。

 

  • ゴクウ・ブラックの口調が貴族的。言動が選民的である。
  • ゴクウ・ブラックが心臓を押さえて苦しむ描写がある。
  • ゴクウ・ブラックはザマスと近い気を纏い、近い闘い方をする。
  • ゴクウ・ブラックの戦闘力は進化している。
  • 現代のザマスと並行世界の未来のザマスの2人が存在する。
  • 未来のザマスは不死身。
  • セル編終了後、未来に戻ったトランクスは、魔人ブウを復活させようとする魔導師バビディと魔界の王ダーブラと戦う。その際第7宇宙界王神シンは命を落とす。
  • 界王神と破壊神の命は連動しており、界王神が死ぬと破壊神も死ぬ。

 

まずポイントは、未来世界にはゴクウ・ブラックの他に不死身のザマスも存在しているということ。不死身であることから間違いなくスーパードラゴンボールを使っているはず。この時スーパードラゴンボールによる不死身化は、破壊神による破壊を免れるということであれば不死身ザマスが残っているのは理屈が通る。現代ザマスは破壊されているから、この不死身ザマス自体は未来ザマスなのだろう。未来ザマスが現代ザマスとは別の方法でスーパードラゴンボールの情報を掴み、不死身化を成し遂げたと考えるのが筋だ。

そうなった時、なぜ第7宇宙に第10宇宙の界王神見習いがいるかと言えば、これはおそらく未来トランクスとバビディダーブラとの戦いで、未来の第7宇宙界王神が死に、結果未来の破壊神ビルスも死んだからだろう。両者が死んだことで、第7宇宙に影響を及ぼすことが容易になったことでやってきたと考えられる。(ちなみに漫画版では、12の宇宙全ての界王神・破壊神はすでに死んでいる設定になっている。)

では、その時のブラックの正体である。ここがなかなか難しく。悟空要素(進化する強さ・スーパーサイヤ人化)とザマス要素(言動・気)が混ざっているため、どちらか単独が変化している姿というのは考え難い。

まず並行世界の未来では悟空は心臓病で死んでいるので、胸を押さえていた点からも、器は未来世界での悟空(の死体)を使っている可能性が高い。ではその器に入っている魂は誰か?(ここで、器への入り方は 1.ポタラを使ったフュージョン 2.スーパードラゴンボール が考えられる)

現代ザマスの可能性は、既に彼が破壊された時点で閉じられた。あるいは、不死身化していない他の並行宇宙のザマスの可能性も絶たれた。

とすると、考えられる可能性は並行宇宙の未来世界の「ゴワス」ではないか。気は実際には第10宇宙の界王神に似ており、ザマスにも近かった。闘い方としてはザマスの闘い方をゴワスが人知れず学習していたとか。

そして、現代と違い、ザマスがゴワスを説得し同じ考えに引き込んだ、か実はゴワス自身がザマスと同じ考えを持っており、ゴワスが少しずつザマスを洗脳していた、という黒幕説。

いずれにせよ、ザマス自体がブラックにはなりえないだろうから、考えられる無理のない対象は彼になるのではないだろうか?

 

とにかく今週の日曜には正体がわかるのだ。すっかり時間SF要素が強くなり、その中で正体を推理する推理ゲーム的な性質も帯びたドラゴンボール超。今週どうなるかが、本当に気になる!